前回の記事では大アルカナの0~10番までを解説しました。
引き続き、11~21番まで解説していきたいと思います!
22枚の大アルカナが分かると、タロットの読み方も解釈も楽しくなってきますよ!
それではいきましょう!
大アルカナ0〜21枚の物語!
タロットカードの流れ〈後編〉
大アルカナは「愚者の旅」とも呼ばれ、人生や成長の過程を一枚ずつ辿る物語として構成されています。
(前回の最後)10番は運命の車輪でしたね。
では続きの11番から見ていきましょう!
11番 正義(Justice):公平とバランス
正義のカードは、公正な判断やバランスの大切さを示しています。
感情ではなく理性的であり、中立した立場から判断している様子が描かれています。
過去の行動が現在にどのような影響を与えているか、因果応報を意味することも。
「冷静な決断を求められる」とき、「行動の結果の受け入れ方」
12番 吊るされた男(The Hanged Man):忍耐と視点の転換
吊るされた男は、動きが止まり、身動きが取れない状態を象徴しています。
視点を変えることの重要性や、静止して物事に向き合うことで思考がクリアなる様子が描かれています。
また、自らの意志で犠牲を払うことで得られる成長を意味することも。
「問題が解決しない」とき
13番 死神(Death):終わりと新たな始まり
死神のカードは、終わりとはじまりの象徴。
何かが終わることで、新しい始まりがやってくるという意味を持っています。
恐れるのではなく、新たなスタートに向けて準備するサインとして捉えられます。
「何かを手放し、新しい一歩を踏み出したい・或いは踏み出す」とき
14番 節制(Temperance):化学反応と調整
節制は、異なる要素を調整し、調和をもたらすカード。
ものごとや人との交流を再編したり、違いに気づき新たなものを生み出せることを示しています。
「新しい気づきがある」とき「物事に反応する感情に気が付く」とき
15番 悪魔(The Devil):誘惑と束縛
悪魔は、依存や誘惑など、人が陥りやすい束縛を象徴しています。
悪影響をもたらす関係や執着を手放すことを示しており、自由を取り戻すための警告ということも。
「執着しているものや依存しているものがある」とき
16番 塔(The Tower):破壊
塔は、突然の変化や衝撃的な出来事を表すカード。
築いてきたものが崩れ落ちることで、新たな成長が促されることを意味します。
良い展開もショックな出来事も自分の成長において必要な変化です。
「予期せぬ展開・衝撃的な出来事、観念を覆されることがある」とき。
17番 星(The Star):希望
星のカードは、困難の後に訪れる希望の象徴。
未来に向けての希望や、心の平穏が訪れることを示しています。
また、自己成長やインスピレーションを得るサイン。
「希望の光が見える」とき、「可能性を見出せる」とき。
18番 月(The Moon):あいまいさ
月のカードは、あいまいさや不安定さを象徴しています。
心の中で不安を感じていたり、モヤモヤを抱えている様子。
まだ見えていない問題や秘密が浮かび上がることも。
「不安や悩みを抱えている」とき、「曖昧にしている事をはっきりさせたい」とき。
19番 太陽(The Sun):成功と幸福
太陽のカードは、成功、喜び、ポジティブなエネルギーを象徴しています。
成長と成功が約束される明るいカード。
努力が実を結び、明るい未来が待っていることを示しています。
「目標達成や成果が期待できる」とき。
20番 審判(Judgement):再生と解放
審判は、再生や過去の清算、重要な決断を意味します。
過去を振り返り、新たな選択をする場面で力を与えてくれます。
これまでの経験を活かし、再スタートを切るサイン。
「過去から解放され、再始動していく」とき。
21番 世界(The World):完成
世界は、大アルカナの最終カード。
成就と達成の象徴であり完成された世界を意味します。
すべての努力が実を結び、次のステージへ進む準備が整ったことを示しています。
達成感と満足感に包まれ、人生の一区切りがつくサイン。
「やりきった達成感や満足感を感じられる」とき「目標を達成できる」とき
まとめ
大アルカナは人生における成長のさまざまな側面が描かれています。
愚者の冒険の物語を通して、人生の成長に欠かせない道徳心や生き方、あり方が見えてきます。
タロットを通してそれぞれのカードが持つ意味やメッセージを理解することは、自己成長にも繋がりますね。
さて、前半と後半に分けて流れを解説してきましたが、次回からは1番からひとつづつ解説していきます!
カードの絵柄にも触れながら更に奥深一緒に理解を深めていきましょう!